サスティナビリティ方針 02

自然・環境を保全し、
資源循環に貢献します

環境を保全し、さまざまな事業を通じて、 人と動物と自然のつながりを体験できる
機会を提供します。
最新のテクノロジーを積極的に活用し、 紙・プラスチックなどの利用削減・アップサイクル、
フードロス削減などの
廃棄物「ゼロ」に取り組み、
資源の循環、環境負荷低減に貢献します。

パンダバンブープロジェクト

里山を荒廃させる竹を伐採し、ジャイアントパンダの食事として活用することで里山の環境を守りつつ、これまで廃棄していたジャイアントパンダが食べない竹幹や食べ残した竹、糞を有効資源としてアップサイクルを推進するプロジェクトです。

岸和田市とのSDGsパートナーシップ協定

2011年より大阪府岸和田市と「岸和田丘陵地区における竹の提供に関する協定書」を締結し、岸和田市の竹をジャイアントパンダの食事として利用すると同時に、里山の環境保全にも協力してきました。SDGsの達成へ向けて、2020年10月に協定書を刷新。生物多様性の保全、循環型社会の形成、住み続けられるまちづくり、SDGs啓発活動などについて協力するSDGsパートナーシップ協定を結びました。

つながるSmile竹あかり

パンダが食べない竹幹を活用し、循環型パークのアイコンとして、竹あかりを手作りで製作。夜のパークに優しいあかりを灯しました。製作には、社員やゲスト、地域の方にも参加していただき、竹あかりを通して、人と人がつながるSmileが生まれています。活用後の竹もチップ化し、自然に還しています。

パンダバンブーEXPO

パンダが食べない竹幹を竹資源として有効活用することの発信は、循環型社会のモデルケースとなり、持続可能な豊かな社会づくりへと繋がっていきます。「パンダの町」として「パンダの竹」で未来を創る、日本から世界へ向けたアートとイノベーションの地域一体型イベントを開催しました。

パンダバンブータンブラー

パンダが食べずに廃棄している竹を有効資源としてアップサイクルした、使い捨てしないリユースカップです。タンブラー製造には、アサヒビール株式会社とパナソニック株式会社が共同開発した”森のタンブラー”を採用し、“使い捨て”しない飲料容器としてプラスチックゴミ削減を目指します。

食べ残した竹や糞を
活用した堆肥の開発

2020年2月より、有限会社 井関産業様のご協力を得て、竹幹をチップにして堆肥にする試験を開始。将来的には量産して、地域の農家にご利用いただき、パンダブランドの野菜や果物を創りたいと考えています。

循環型パークの取り組み

水資源の再利用

パークでご利用いただくレストランやトイレの排水(1日あたり200~300t)を、パーク内の生活排水処理場で浄化。そこで出た二次水を動物舎の清掃に再利用しています。

草食動物の糞や食べ残しを使った
堆肥の製造

ゾウやキリンなど草食動物の糞をパークの堆肥場で発酵させ、年間120tの堆肥を製造し、近隣の農家やゲストに販売しています。この堆肥を使ってパーク内で野菜を栽培し、社員食堂で新鮮な野菜を提供しています。

パーク内での取り組み

環境に配慮した資材を導入し、紙・プラスチックの利用削減に取り組んでいます。パーク内のレストラン・フードショップでは、紙ストローへの移行が7割まで進んでおり、2021年には完全移行予定です。PETボトルの再生商品や竹を利用した商品などのオリジナルグッズや、100%ペットボトル・リサイクル「サスティナブルバッグ」の販売も行なっています。

LIMEXの導入

石灰石を主原料とした「LIMEX」をパークガイドに採用しました。使用済みのパークガイドを回収し、パーク内で使用するフードトレーなどにアップサイクルする予定です。

100%ペットボトルリサイクル「サスティナブルバッグ」販売

ペットボトルのリサイクル原料を使用したエコバック。軽量で水洗いができるので、繰り返し使用できます。

アップサイクル

アップサイクル(Upcycle)とは、リサイクルやリユースとは異なり、もともとの形状や特徴などを活かしつつ、古くなったものや不要だと思うものを捨てずに、新しいアイディアを加えることで別のモノに生まれ変わらせる手法のこと。つまり“ゴミを宝物に換える”サスティナブルな考え方です。