CROSS TALK

武田 光弘 × 山口 大雄 × 一圓 あゆみ

すべての人が笑顔になれるように。

大好きな動物たちに囲まれて永遠の愛を誓う「ハッピーウエディング」。
愛をテーマにしたイルカたちの壮大なナイトマリンライブ「LOVES(ラブズ)」。
そして、乗馬することで馬と心を通わせ、一つに溶け合わせてゆく「ホースキャンプ」。
アドベンチャーワールドだからこそゲストに届けることのできるこれらたくさんの付加価値は、
どんなふうに生まれ、またどのようにして育まれたのか。

歴史ある取り組み、新たな取り組み

山口ナイトマリンライブって23年も前からあるんですよね。歴史のあるライブですね。

武田私が携わって12年、最初はただ夜に公演するライブだったんです。でももっとブランド力を付ける必要があって。それで、愛をテーマにしたLOVESというタイトルが生まれました。

一圓それによってゲストに伝えることが明確になりますね。

武田ですね。愛を軸にすることで物語も確かなものになったし。それによって照明や音楽も、テーマに合わせるよう変化しました。今ではそれがもう完成形になっていますね。

一圓そうなんですね。山口さんが担当するホースキャンプは発足してまだ歴史が浅いですが、これからが楽しみなプロジェクトですね。

一圓40周年を記念して、パークの新たな魅力を創るために発足しましたからね。イルカやパンダだけじゃなく、その他の魅力的な動物にフォーカスを当てて、何かできないか?となって生まれたんです。

武田目的の1つが「馬を身近な存在にすること」だと聞きました。

山口 そうなんですよ。馬が持つ高貴なイメージとか、敷居の高さを無くしたいんですよね。そのためにはまず、実際に馬に乗ってもらうこと。それも気軽に、何の準備もせずアドベンチャーワールドに来てもらって、ちょっと乗ってみようか、みたいな感じで。多少の制限はあるものの、小さなお子さんから70歳くらいの方まで、幅広いゲストに乗っていただけるんですよ。

武田なるほど……。一圓さん、ウエディングはどんな流れで発足したんですか?

一圓現在のようにプラン化する以前から、「アドベンチャーワールドで結婚式がしたい」というお問い合わせはありました。写真だけでも撮りたいとか、プロポーズしたい、という方もいらっしゃいます。そんな折に社長から、正式にハッピーウエディングとして発足してみませんか?という打診をいただいて。

山口お客様の反響ってどんな感じだったんですか?

一圓2017年の6月1日からスタートして、お問い合わせだけで100件を超えました。

武田すごい!需要があったんですね!

一圓反響の多さには驚きましたね。お問い合わせされた方は、昔から当園が好きだった方や、来園したことはないけど動物が好きな方などです。何にせよ嬉しい反応でした。

それぞれの部門が提供する付加価値

山口例えばホースキャンプなら馬の身近さであったり、本来の魅力であったりを幅広い年齢層の方に伝える、というのが付加価値だと思うんですよ。それで言うと、ウエディングがゲストに届けられる付加価値ってどんなものなんですか?

一圓ゲストの未来を、ゲストが求める動物と一緒に創る、という要素が一番の付加価値ではないかと思っています。お問い合わせから挙式までは、実際相当な量のメールをやり取りしてヒアリングするんですね。「初めて来園された時、どう感じましたか?」とか「好きな動物は?」とか。それを基に、ゲストが求める以上のこころの記念日になるようお手伝いさせていただきます。例えばサプライズで、その動物とプラスで写真を撮ったりとか。もちろん動きの予測ができない動物のことなので、飼育スタッフの方は大変ですけど。

武田結構無茶なことを要求するんですよ!「ここでイルカにジャンプさせてください!」とか。

一圓おかげでゲストにはご満足いただいています。もう1つ付加価値で言えば、アドベンチャーワールドがゲストにとって大切な場所となり、その後お子様が生まれて……と、その後の人生においても大事な場所であり続けることじゃないですかね。

山口確かに、普通の式場で挙げた場合だと、その式場にまた遊びに来るなんて機会はそうないですね。

一圓でもアドベンチャーワールドで式を挙げると、何度も思い出をなぞれるんですよ。

山口なるほど……。武田さん、ナイトマリンライブの付加価値として挙げるとしたら?

武田やはりライブのクオリティですね。LOVESになってから特に音と光の演出にこだわっているんですが、イルカは本来、光に対して敏感な動物なんですよ。なのでしっかりトレーニングをして、夜ならではの幻想的な雰囲気を演出できるよう細心の注意を払っています。

一圓客観的に見てもLOVESのクオリティはすごいと思います。

武田ナイトショーをやっているパークは数あれど、アドベンチャーワールドのLOVESは中でもトップクラスだと評価いただいていますね。

厳しくもあたたかい反響、これからやるべきこと

一圓挙式を終えた方から「夢のような1日でした」と言っていただくことも多いんです。列席されたご両親も「娘が女優になったみたい」って。ご満足いただけていることが何より嬉しいですね。

山口アドベンチャーワールド開園中に結婚式をしている場合、一般のゲストからも「おめでとう!」って拍手されることもありますよね。

一圓ありますね。それはアドベンチャーワールドならではの価値だと思います。

武田LOVESも「感動した」「心に残るライブだった」という嬉しい声をいただくことが多いです。中には「今年よりも去年の内容の方が好き」といった厳しいお言葉をかけていただける方もいらっしゃって。もう完全にリピーターですからね。愛を演出していると言いつつも、ゲストからも大きな愛をいただいていますね。

山口 LOVESに比べるとホースキャンプは始まって間もないため認知度は低いのですが、一番欲しい「馬に気軽に乗れた」という声はいただけています。他には、前に障がいがあるゲストが乗馬されたんです。足が不自由であまり動かせない方なんですが、乗馬の後に結構可動域が広がったということがあったらしくて。

武田それはすごい!本当にそれぞれの部門ならではの付加価値が、見事にそれぞれの反響とゲストの笑顔に繋がっていますよね。LOVESの課題と目標は、光や音楽の演出に加えて、今以上にイルカという動物の魅力を伝えることですかね。そうすればもっと付加価値の高いライブになると思っています。

一圓ウエディングも、オンリーワンウエディングを目指し常設のウエディングブースを作ったり、例えばホースキャンプのところにチャペルを作ったり……と、やりたいことはまだまだありますよ。

山口ホースキャンプもチャレンジしてみたいことはたくさんあります。ただ、オリジナリティにはこだわりたいですね。馬って大きく分けて、2つの鞍があるんですよ。
ブリティッシュという鞍と、ウエスタンという鞍。鞍が違えば乗り方やスタイルが変わるので、そこにもう1つ、アドベンチャーワールドのスタイルを加えたいです。新たなスタンダードを確立してみたいですね。